Flamingos
「学者」
荒れ狂う太陽
「娘と一緒の自画像」
「薔薇を持つマリー・アントワネット」
ショパンの手紙
ショパンの手紙
72年ぶりに6通発見 博物館で展示
ポーランド出身の音楽家ショパン(1810~49年)が両親らに宛てた手紙6通が72年ぶりに見つかり、24日から首都ワルシャワの国立ショパン博物館で展示が始まった。
ポーランドのメディアが伝えた。
手紙は1845~48年に、ショパンが滞在していたパリなどから祖国に送ったもので、日常生活やレッスンの内容などをつづっていた。
博物館側は「極めて貴重な資料だ」と評価している。
関係者によると、この手紙の存在は1939年まで確認されていたが、ナチス・ドイツのポーランド侵攻で行方不明となっていた。
数年前に収集家が所有していることが分かり、同博物館が美術商を通じて取得した。
ショパンが使ったピアノや友人宛ての手紙などを展示している同博物館は、今回見つかった手紙を主要収集品として公開した。
<解説:引用>
「聖母と幼児キリスト」
「聖なる愛と俗なる愛」
「鏡の前の女」
水戸納豆 ねばり強く復活
水戸納豆 ねばり強く復活
被災のメーカー各社出荷再開
「水戸納豆」として知られ、全国一の生産量を誇る茨城県の納豆メーカーは全社が東日本大震災で操業を停止していたが、大手や老舗の多くが震災から2週間となる25日、出荷を再開した。
首都圏のスーパーで続いた納豆の品薄状態は改善に向かうが、資材不足や計画停電の影響が懸念され、全面回復にはなお時間がかかりそうだ。
水戸市の老舗メーカー・だるま食品は25日、販売を再開した。
11日の地震では大豆を煮るボイラーが壊れた。
機械の調整を続けながらの再稼働。
生産量は1日2万食程度で地震前の7割にとどまるが、高野正巳社長は「日曜返上で生産します。今月中にフル生産したい」と意気込む。
「おかめ納豆」で知られ、全国シェアの3
割以上を占める業界最大手タカノフーズ(茨城県小美玉市)でも25日、水戸工場の生産が本格化した。
だが宮城県加美町の工場はなお操業停止が続き、東日本向けの製造量は従来の半分も復活していない。
震災により、茨城県内の全28社が操業停止に追い込まれ、全国納豆協同組合連合会によると、南関東では需要の4割程度しか供給できない状況となった。
東京都内のあるスーパーでは震災以降、納豆の入荷量は半減。店に並べても午前中に売り切れる状況が続いていた。
操業が再開した今後も、懸念は残る。
納豆パックの包装フィルムは、製造会社が被災し、供給のめどが立たない。
計画停電も悩みの種だ。
納豆は発酵のため40度を20時間保つ必要があり、電気は不可欠。
茨城県は被災地のため計画停電の地域から外されているが、高野さんは「いつ停電の対象になるかわからない」と気が気でない。
<解説:引用>
ティントレット
官邸、眠れぬ城
官邸、眠れぬ城
枝野氏奔走・影薄い首相
「ご苦労さまです」──。
25日午前8時過ぎ。
薄青色の上下の防災服にスニーカー姿の菅直人首相(64)が、閣議で集まった閣僚に声をかけながら官邸4階の閣僚応接室に現れた。
ソファから立ちあがった閣僚17人も全員、オレンジや黄など色とりどりの防災服姿。
3月11日の地震以降、永田町の「定番服」であるスーツにネクタイ姿はめっきり減った。
すっかり板についてきた閣僚の防災服姿だが、日がたつにつれ、シワも目立ち始めた。
連日連夜、記者会見を行う枝野幸男官房長官(46)にも、さすがに疲労の色がにじむ。
政府のスポークスマンとして、震災から2週間で計41回をこなした。未曽有の国家危機のただなかで、国民にわかりやすく、信頼できる情報を伝え、不安を広げないようにしないといけない。
よく見ると、会見中、額には玉のような汗が浮かんでいる。
<解説:引用>
「日本へ恩返し」
ワシントン 桜祭り開幕
ワシントン 桜祭り開幕
寄せ書きや折り鶴も…
米首都ワシントンに春の訪れを告げる毎年恒例の「全米桜祭り」が26日、開幕した。
観光名所のワシントン記念塔周辺やポトマック川沿いの池タイダル・ベイスン一帯の桜は満開間近。好天に恵まれ、多くの見物客でにぎわった。
見ごろは4月初めまで。
国立建築博物館で行われた開幕イベントでは、東日本大震災の被災者へお見舞いのメッセージを書き込む大きな布が置かれ、子供たちが「日本大好き」「早く元通りになるのを祈っています」などと書き込んだ。
折り鶴を作ると1羽当たり2ドルを協賛団体が日本に送るコーナーも設置。
地元の人たちが折り方を記した紙とにらめっこしながら、大小色とりどりの折り鶴を次々に作っていた。
来年は、1912年に東京市(当時)が最初の苗木を贈呈してから100周年に当たり、在ワシントンの日本大使館や日本商工会などが、大掛かりなイベントを計画している。
<解説:引用>
「洗礼者ヨハネの誕生」
横断幕「一人じゃない」
横断幕「一人じゃない」
ドイツで震災支援の慈善試合
サッカーのドイツリーグ2部のボーフム、1部のシャルケ、ドルトムントが27日、当地で東日本大震災の被災者のためのチャリティーマッチを開いた。
3チームはそれぞれ日本出身の北朝鮮代表FW鄭大世、日本代表DF内田篤人、MF香川真司が所属するチームで、ドイツのルール地方のライバル同士。
集まった観客は7805人。
チケットの売り上げなどは被災地に寄付されるという。
鄭大世は震災後、クラブに「何かをできないか」と相談したところ、チャリティーマッチを企画していることを聞かされたという。
「試合の前に募金ぐらいができればよかったと思っていたが、3チームのこんなすごい選手が集まってくれた。自分よりも内田や香川が1部で活躍した実績があったから日本のことを心配してくれて、支援してくれるようになった」(鄭大世)。
会場では、「頑張ろう 日本!」と日本語で書かれたシャツをボーフムのスタッフたちが着て試合を運営。
試合前の開会式では、「貴方(あなた)達は一人じゃない」と書かれた横断幕をデュッセルドルフの日本人学校の生徒たちが持って入場し、ピッチで掲げた。
試合は各クラブの往年の名選手たちが集い、45分ずつ総当たりで対戦。
ドルトムントは1997年に欧州チャンピオンズリーグで優勝した当時のメンバーのMFツォルクやFWシャプイザらが出場した。
鄭大世はキックオフのボールを渡す役で登場し、「こんなに遠く離れていても、みんなの気持ちが一つだということが伝わると思う」と語った。
<解説:引用>
「最後の晩餐」
NYで復興支援公演
NYで復興支援公演
オノ・ヨーコ、坂本龍一さんら
東日本大震災の復興をニューヨークで支援する一連のライブ「コンサート・フォー・ジャパン」が27日夜、始まった。
日本在住経験もあり、現代音楽の第一人者であるジョン・ゾーンさんの提案。
4月9日まで5回の公演が決まり、坂本龍一さんやノラ・ジョーンズさんら、ニューヨークを拠点とするアーティストたちが呼びかけに応じた。
初日の27日にコロンビア大学であったライブには、ゾーンさんのほか、オノ・ヨーコさんとショーン・レノンさん、矢野顕子さん、ソニック・ユースら、ジャンルを超えた7組が出演し、「東北に神のご加護を」「あきらめないで」などと訴えた。
オノさんは「みなさんの寄付は、10倍になって返ってくる」と語りかけた。
ゾーンさんのレコード会社に所属する作曲家にしな・あやさんが被災地の仙台市出身ということもあり、ライブの発案から48時間でチケットが完売するという勢いで進んだ。
「こうしたイベントは、義援金を集めるだけではありません。人々の心を結びつけ、私たちの癒やしにつながる」とゾーンさん。
8日に出演予定のにしなさんは「被災者のみなさんには、無理をしないで一歩一歩、一緒に進めたら、といいたい」。
ライブの収益金はすべて、米国最大級の日米交流団体「ジャパン・ソサエティー」に寄付されるという。
<解説:引用>
J1仙台が活動再開
J1仙台が活動再開
まずは避難所訪問
東日本大震災で被災したJ1の仙台が28日、活動を再開した。
割れたガラスが残る仙台市泉区のクラブハウスに集合し、ミーティングの後、生活用品など支援物資を持って選手と指導陣が宮城県石巻市の避難所などを訪れた。
同市立向陽小学校では子どもたち約30人を集め、手倉森監督や元日本代表の柳沢ら選手たちが一緒に球をけった。
またトイレで使うくみ置きの水を地域住民と一緒にプールからバケツリレーで運んだ。
手倉森監督は「子どもたちも我々も、しばらく外でボールをけれなかったから、一緒に元気になれた。ベガルタは被災地のチーム、被災者の代表としてこれからのJリーグを戦う。厳しい現状を目の当たりにすることで出てくる力もある」と語った。
<解説:引用>